INOUE
HITOMI
井上 仁美さん
看護師
前職で共に働いていた介護職員の知り合いに、神戸老人ホームのケアハウスの立ち上げ時に声をかけてもらい入社することになりました。 学生の頃から高齢者に関わる介護の仕事がしたいと考え、病院で勤務をしていたのですが性に合わないと感じていたことや、ケアハウスの業務にも関心があったので良い機会だと考えて転職をしました。病院は病気を治すことが目的ですが、ケアハウスの目的はその人の暮らしや考え方とも向き合うということ。ご利用者様の方の人生そのものを、共に見つめ直すことはやりがいを感じる魅力的な仕事だと私は思います。
ケアハウスならではの生活に寄り添ったサービスは様々あります。中でも私が印象に残っていることが、胃ろうを造設されていたご利用者様のある出来事。ゼリーとプリンで食事の練習をしていたのですが、思うように食が進まず苦戦していたのです。そこで梅酒のゼリーに変えてみたところ、すんなりと食べてくださったのです。アルコールが好きだったこのご利用者様は大喜び!なかなか病院などでは難しい対応も、ここでなら実現することが出来るのです。
看護師の実習で職場に来た際に、なにをしたらいいかわからないといった経験はありませんでしたか?私も同じように不安な気持ちがある中で入社をしたのですが、ベテランの介護士の方にサポートをしていただいた甲斐もあり、成長することが出来ました。実際に体験しないと未知の現場だとは思うので、まずは気軽に体験に来てほしいですね。私自身の体験もお話できると思うので!若い人のアイデアやエネルギーが必要な現場です。一緒に成長していきましょう。また神戸老人ホームのこれからを考えると、地域の方々の相談窓口となるような存在になる必要があると考えています。健康に関する情報や新たな知識を共有することで地域の暮らしの支えとなっていければ嬉しいですね。